英語の基本
英語を勉強する上で欠かせない”英文法”
そして英文法の基本である語順。
今回はその語順について触れる。
基本的な文の形
・平叙文
何かを質問することでも、命令することでもなく、単に情報を伝える文を
”平叙文(へいじょぶん)”という。
平叙文は特殊な例を除いて、
主語+動詞+その他
という語順で決まっている。
・否定文
【”not”を用いた否定文】
①be動詞(am,are,isなど)の場合、〈be動詞+not〉という語順にする。
I am a student. ➡ I am not a student.
私は生徒です。 私は生徒ではありません。
②be動詞以外の場合、〈do/does/did+not+動詞の原形〉という語順にする。
He goes to school. ➡ He does not go to school.
彼は学校に行きます。 彼は学校に行きません。
このとき平叙文の動詞は複数形だが、否定文にした場合の動詞は原形になることを注意しよう。
③助動詞(can,willなど)の場合、〈助動詞+not〉という語順にする。
She can run very fast. ➡ She cannot run very fast.
彼女はとても速く走れます。 彼女はそれほど速く走れません。
※cannotとcan notは意味が違うので注意
・疑問文
【Yes/No疑問文】
Yes/No疑問文は答えに”Yes"か”No”を求める文で、動詞を文頭に置く。
そして答えるときは〈Yes+主語+be動詞/助動詞〉か〈No+主語+be動詞/助動詞+not〉の語順となる。
①be動詞の場合、〈be動詞+主語〉という語順にする。
Is he angry? Yes,he is.
彼は怒っていますか? はい、怒っています。
②be動詞以外の場合、〈Do/Does/Did+主語+動詞の原形〉という語順にする。
Do you know his name? No,I don't.
彼の名前を知っていますか? いいえ、知りません。
③助動詞の場合、〈助動詞+主語+動詞の原形〉という語順にする。
Can you play the guitar? Yes,I can.
ギターを弾けますか? はい、弾けます。
【疑問詞を使った疑問文】
疑問文には、who,what,which,when,where,why,howがあり、具体的な情報を求めるときに使う。
①疑問詞が主語の場合、〈疑問詞+動詞〉という語順にする。
Who ran now? What happened?
今誰が走ったのですか? 何が起きたのですか?
②疑問詞が主語でない場合、〈疑問詞+be動詞/助動詞+主語〉という語順にする。
What do you listen to? When will you come home?
何を聴きますか? いつ帰ってきますか?
・命令文
①肯定の命令文
相手に何かしらの行動を直接求めるとき、動詞の原形で文を始める。
Be quiet! Stop there.
静かにして! そこで止まって。
主語は表現しないのが原則だが、命令相手を強調するときは、命令文の前にYou入れることがある。このとき、Youは強く発音する。
You do it!
あなたがやるんだよ!
②否定の命令文
”~するな”という禁止の意味を表す場合、〈Do not+動詞の原形〉を用いる。
Don’t run. Don't worry.
走るな。 心配するな。
・感嘆文
強調したいときに使う文であり、howやwhatを文頭に置き、文末に感嘆符(!)をつける。
①形容詞の意味を強調する場合、〈How+形容詞+主語+動詞〉という語順にする。
How cool he is!
彼はなんてかっこいいのだろう!
②副詞の意味を強調する場合、〈How+副詞+主語+動詞〉という語順にする。
How fast you swim!
あなたはなんて速く泳ぐんだ!
③形容詞+名詞の意味を強調する場合、〈What(a/an)+形容詞+名詞+主語+動詞〉という語順にする。
What a difficult game this is! What beautiful stars that are!
これはなんて難しいゲームなんだ! あれはなんて綺麗な星々なんだろう!
数えられない名詞や、複数形には”a/an”は入れない。
④主語+動詞を示さないこともある。
What beautiful stars that are! ➡ What beautiful stars!
あれはなんて綺麗な星々なんだろう! なんて綺麗な星々なんだろう!
〈What(a/an)+形容詞+名詞〉では、形容詞が入らないこともある。
What a wonderful!
なんて素晴らしいんだ!
疑問文・命令文の応用
・選択疑問文
”Aですか、それともBですか”と、相手に複数の選択肢を提示する場合、〈…A or B?〉を用いる。
Do you buy a book or a notebook? A notebook.
本を買いますか、それともノートを買いますか? ノートを買います。
また、whichを用いて”どちらですか”と尋ねることもできる。
Which do you live in, Tokyo or Osaka? I live in Tokyo.
あなたは東京と大阪、どちらに住んでいますか? 東京に住んでいます。
・命令文のさまざまな形
①pleaseの形
命令文に〈please〉を加えることによって、ややていねいな表現になる。
Please take a chair.
椅子を取ってください。
文末に加えるときは〈, please〉の形にする。
Stand up, please.
立ち上がってください。
②will youの形
命令文に〈will you〉を加えて依頼を表すこともできる。
Will you take the box? Send me an email, will you?
箱を取ってくれませんか。 メールを送ってくれませんか。
依頼を表す肯定命令文には〈won't you?「ぜひ~してもらいたい」〉を用いることもある。
Please sit down, won't you?
どうぞお座りください。
③Let's …の形
〈Let's+動詞の原形〉で「~しよう」という提案・勧誘を表す。
Let's go to the amusement park. No,let's not.
遊園地に行きましょう。 いえ、行きません。
さらに、shall we?を付け加えると、ややていねいな表現になる。
Let's dance, shall we? Yes,let's.
踊りませんか? はい、踊りましょう。
Let's notを用いれば、否定文にすることができる。
Let's not talk about it.
そのことについて話すのはやめよう。
今回は文の種類を見てきたが、これからもっと深く見ていこうと思う。
おまけ
短縮形
are not ➡ aren't is not ➡ isn't was not ➡ wasn't
were not ➡ weren't do not ➡ don't does not ➡ doesn't
did not ➡ didn't cannot ➡ can't could not ➡ couldn't
will not ➡ woun't would not ➡ wouldn't should not ➡ shouldn't
must not ➡ mustn't
I am ➡ I'm we are ➡ we're you are ➡ you're
he is ➡ he's she is ➡ she's it is ➡ it's they are ➡ they're